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bitmusicとmoraとITS。
アップルのiTunes/iTunes Store/iPodというシームレスな音楽購入環境に対抗するべく、世界のソニーが打ち出したSonicStage/bitmusic/Walkmanという環境があったのですが、その一角であるbitmusicがレーベルゲートが運営するmoraに完全移行されることになりました。

ソニーミュージック、老舗音楽配信サイト「bitmusic」のサービスを終了

これは事実上、ソニー陣営の敗北宣言とも取れます。実はずいぶん前、du-ub.comという東芝が運営していたサイトがやはり志半ばにサービス終了しています。このときはまだiTunes Music Storeすら存在しない頃だったので、東芝の敗北理由と今回のソニーの敗北理由は、背景が若干異なります。

東芝の場合は、DLミュージックという敷居がまだ高かったように思います。今でこそ、ポータブルのmp3プレイヤーを持っている人は多くなりましたが、当時はクリエイティブRIOといった新興メーカーが発売していたくらいで、かなりマニア向けの商品だったような気がします。しかも、今のようなシームレスな環境はなく、USB1.0やシリアルポートでなが〜い時間をかけて1曲ずつ転送するという、今思えば本当に不便な機械でした。とともに、DRMに対する理解も今ほどはなく、インフラ環境もせいぜいISDNという時代だったので、DLミュージックを売るというのは、いろんな意味で敷居が高かったんだと思います。

ソニーがSonicStageやbitmusicを持ち込んできたのは確か2003年くらいだっと思いますが、実はなかなかタイミングが良かったんです。ちょうどVAIOもそれなりのブランドバリューを持ってきていたし、WindowsもダメOSのMEが終わってXPが出たことで、ハード側の環境は整いました。YahooBBがモデムを配りまくったお陰でADSLが浸透したので、重たいファイルのやりとりも幾分マシになったし、DLミュージックに対する一般意識も低くなりました。DRMにもやっと理解が出てきた頃です。何より一番大きかったのは、ソニー自身がmp3ウォークマンのラインナップを整えたことであり、これを売るためにも、同じグループ会社のソニーミュージックがbitmusicで人肌脱いだという印象を受けました。当時は日本にiTunes Music Storeも出店していませんでしたし、一人勝ちの環境は揃っていました。ではなぜ、(日本では)後出しのiTunes Storeはそこそこ成功したのに、bitmusicはサービス終了に追い込まれたのでしょう? 決定的な差は、DRMに対する考え方にあると思います。

ITSは、iPodへの転送が無制限です。対して、bitmusicは3回の制限付きです。さらに、ITSは回数制限付きでCDへのライティングが認められています。bitmusicは全く認めていません。ATRAC3という、特殊なフォーマットを使用していたことも閉鎖的には感じますが、ITSが出た頃はAACもまだマイナーフォーマットだったことを考えると、この点については大差ないかな、と思います。やはり、一番はDRMに対する考え方でしょう。ソニーミュージックが運営しているのですから、やむを得なかったのかもしれません。

今後、bitmusicはmoraに引き継がれます。moraはPC共有は制限しているものの、ほぼITSと同等のDRM制限です。最初の頃は確かCDへの書き込みを禁止していたと思いますが、ITSの影響で制限を緩めたのでしょう。今度はITSがDRMフリーを切り出したことで、moraは追随するのでしょうか? ITSがDLミュージックのデファクトスタンダードとして存在する以上、他のDLサービスは追随せざるを得ないでしょう。ユーザー数だけで言えばLISMOという選択肢もあるでしょうが、1曲の値段がITSやmoraの3倍もする制限付きの音楽を、「着うたに出来る」というアドバンテージだけで引っ張るのはムリでしょう。こちらはauが巨額の資本を投下して大広告宣伝を行っていますが、価格とDRMについての考え方を変えない限り、確実に尻すぼみなサービスとなります。

結局のところ、著作権団体がどれほど声高に著作権を叫んでも、ユーザーフレンドリーではないサービス(バックアップが取れない、自分のPCやケータイ以外の音楽プレイヤーに移せないなど)は切り捨てられていくのです。逆に言えば、ユーザー側は不便なサービスを切り捨てることで、より良いサービスを残していくことが出来ます。ITSに勝つ唯一の戦略があるとすれば、国内アーティストを取り込んでDRMフリーの高音質楽曲を販売することかもしれません。
| ΜαSÅ | News | 00:43 | comments(1) | - |
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